マンダースの不在
オランダのアーティスト、マーク・マンダース。
彼のインスタレーションは独特?不思議なものが多い気がする。
会場自体を一つの作品の様に見立てて、作品のすべてがマンダース自身の自画像とでもいえるような佇まい。
どの作品にも複雑な感情、時間間隔が備わっているのが面白い。
実在するもの同士の組み合わせで実在しないようなものになるのも、見ている側の感覚がずらされているようで実に面白い。
質感のこだわりも時間軸の感覚をずらすには必要な要素!!
制作においての時間、場所、思考が複雑に混ざった会場は
アーティストの思惑通り、見ている側を虚実に誘い込むには十分な空間であったのかもしれない・・・。